母島第39回返還祭 その3(最後)

6月25日
お祭りから一夜明けて、後片付けもほとんど終わり、ははじま丸の出航時間です。
そして、見送り太鼓です。
小笠原太鼓同好会のメンバーが集まり、船の出港を太鼓で見送ります。

普段の出航ではやらないんですが、今日のように、太鼓にゆかりのある方の見送りには、
声をかけて、集まってもらいます。同好会のメンバーが島を離れる時や、中学校の卒業生が、父島や内地の高校に行くときにも、叩くようにしています。
今日は、八丈太鼓の方からも、最後に、是非一緒に叩きたいとのご希望です。

そして、船をバックに叩きました。

 

が、楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまします。
船は、お客さんたちを乗せて、離岸します。
霧笛が鳴り、太鼓を打ち終わります。
船が、遠ざかり、沖港を出てゆきます。
また来年、お待ちしています。
さようなら。行ってらっしゃい。

 

見送り太鼓を叩く前に、「よされ会」の方と少し話をしました。
「よされ会」では、太鼓の台を制作して、販売もしいているようです
「ハワイにも何台か行ってるよ。」ということで、あちらの方の太鼓の話になりました。
やはりお国柄で、派手な太鼓の叩き方だそうです。とにかくでっかく叩け、鳴り物を鳴らせ、掛け声をかけろ、と、なるそうです。
見せるために、ショーアップされ、大きなアクションで叩く太鼓をよく目にする昨今ですが、「どうもその辺は」。というのが、彼と私たちの一致するところでした。

品よく、キレよく。楽しみましょう。
ありがとうございました。